1: :2015/02/25(水) 22:00:45.65 ID:
全文は「ホンダ社長交代も「院政の気配」。暗くなった社内から「うちの車は牛丼なのか」の声」で http://gendai.ismedia.jp/articles/-/42247
ホンダは23日、6月の株主総会後の役員人事で伊東孝紳社長(61)が取締役相談役に退き、
後任に八郷隆弘常務執行役員(55)が昇格する人事を内定したと発表した。6年ぶりの社長交代となる。
社内からは「伊東社長の判断ミスによって大規模リコールが起こり、その対応でエンジニアは忙殺され、
今やブラック企業の顔負けの労務管理によって、体調と家庭が壊れる社員もいる」(中堅幹部)といった
不満も渦巻くほか、社長OBからは「伊東君は責任を取るべき」といった意見も出始めていた。
こうした批判を受けて、伊東氏が事実上、引責辞任する形だ。
しかし、この役員人事は、伊東氏が「院政」を敷くための巧妙な人事でもある。
(略)
ホンダの「パワートレイン」の開発力の低下は、伊東氏だけに責任があるわけではなく、
時代の流れを見誤ったここ何代かの歴代社長の責任も大きい。しかし、筆者が伊東氏の責任が
最も大きいと感じるのは、ホンダは現場も本社も明るい会社だったのに、暗い会社に変身させてしまったからだ。
伊東氏が社長に就任した2009年4月は、リーマンショック直後で市場環境が悪かったうえ、
その後、大震災やタイの大洪水が発生し、経営環境は恵まれているとは言えなかった。
このため、伊東氏は金ばかり使って、実績が出せない開発体制にメスを入れたが、
何の夢も哲学もないままの改革だったので、結局は「開発工数の削減」というリストラに終始することになった。
伊東氏の口癖は「早く安く開発しろ」だが、これを受けて、開発陣からは「うちの車は牛丼なのか」
といった不満も出て、士気が大いに下がった。メーカーの生命線である品質に関係する
悪いニュースが続発するので、広報や販売の部署では暗い表情でうつむき加減の社員が増えた。
開発工数を削減したので、点検作業などが甘くなり、それがリコールに繋がった面がある。
開発コスト削減のため、無謀なアウトソーシングも始まった。
ホンダの開発部門には「第7研究ブロック」と呼ばれる部署があり、そこには、販売前の完成車に試乗して、
何か課題がないかを見つけ出す専門のエンジニアがいたが、
続く